日本整形外科学会などによる定義では、「高齢化などにより、バランス能力および移動・歩行能力が低下し、その結果閉じこ もり・転倒のリスクが高まった状態」とあります。また、変形性関節症や腰部脊柱管狭窄症などの運動機能低下をきたす疾患により、日常生活自立度や運動機能 のカットオフ値を定めて診断基準としています。
近隣有料老人ホームの高齢者(要支援1、2)に、上記の運動機能テストを行うとやはりほぼ基準にあてはまりました。バランス感覚の低下や歩行速度の低下は 高齢者によくみられます。これらは「とりあえず筋力強化」をしておけばよいというわけではありません。やはり高齢者となる前の早い段階での予防が重要と思
われますし、高齢者に対しても適切な介護予防運動を指導することが運動器不安定症を防ぐことになると考えます。
「まだまだ若いから大丈夫!」と油断せず普段から適度な運動を心掛けてみてはいかがでしょうか?
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