同じマンションに松森果林さんという方がいて、「誰でも手話リンガル」という本を出版されました。彼女は聴覚障がいがありますが、聞こえる・聞こえない関係なく、幅広いコミュニケーションを楽しめるようにと願って出版されたとのことです。
なるほど、読んでみるととても明るく楽しい感じが伝わってきました。手話というと、なんとなく難しくて縁がないように思っていましたが、非常に興味を持たせるものでした。
なかでも印象的だったのが、指先だけでなく顔の表情を読み取るのが大事とか…実は私たちの仕事でもそれは重要な要素なのです。
神経モビライゼーションで有名なオーストラリアのバトラーが、コミュニケーション・スキルは非常に重要である!と言っていました。特に慢性疼痛のメカニズ ムは複雑だけれども、コミュニケーション・スキルによって内分泌系や免疫系、自律神経系に良い影響を与える可能性があると…
また、私が専門で行っているPNFの中でも常に患者さんの表情を見ながら痛みや余力などを読み取って、微妙に抵抗量を変えたり刺激を増やしたり減らしたりして操作しています。
コミュニケーションをどう取るかはいろいろな方法があります。ただ最近世の中が「思いやり」に欠けるような出来事が多いような気がしていたので、今まで全く知らなかった手話を少しだけ覗いてみてなんとなくホッとしました(^^♪
しかし…さっきまで覚えていた手話をすぐ忘れ…年を感じてしまった(-_-;)
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