膝に水が溜まって注射で抜いてもらうとよくクセになると言われていますが本当にそうでしょうか?
関節の中には関節液とよばれるものが含まれています。なんらかの原因で炎症を起こすとその関節液が増えます。これがいわゆる水が溜まった状態です。関節液 はその粘性から関節の滑りを良くしてくれます。氷の上をスケートで滑るよりも滑らかなのですが、炎症を起こして関節液が増えると粘性が低下して滑りが悪く なります。
少量であれば自然吸収されますが、量が多ければ整形外科で先生に抜いて頂いた方が賢明です。なぜなら内圧も高くなっているので、圧を下げることで楽になり ます。しかし、しばらくすると再び溜まってしまうことは確かにあります。これはクセではなく、そのような膝の場合周囲の筋力が低下していることが多く、関 節が不安定になっているので中で擦れて再び炎症を起こしたと考えられます。
つまり一旦溜まった水を抜いて頂いた後、適切な筋力強化が必要であると言えます。膝周囲、特に内側広筋という筋肉は重要で、これらが強化されることで関節は安定し、結果擦れることも少なくなり炎症が起こりにくくなる、というわけです。
と言っても、何事もやり過ぎは要注意(>_<)炎症が起きないよう気をつけてください((+_+))
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