階段を上ったり下りたりする時を想像してみて下さい。健康であればいちいち足元を見る人はまずいませんよね?意識していないと思いますが、階段を見て瞬時 に段の高さを計算しているはずです。そしてどのくらい足首(足関節)を返せばいいか、膝(膝関節)をどのくらい曲げればいいかなどをはじき出しているから
足元を見なくても普通はつまづきません。これは深部感覚という感覚がきちんと働いているからだと考えられます。目をつぶっていても、例えば肘がどれくらい 曲がっているかとかどの位置にあるかなどを感じ取ることができるでしょう。これが深部感覚です。しかし、足関節の捻挫や膝の靭帯損傷などでは靭帯内の深部
感覚センサーが減少すると言われています。つまりセンサーの感度が鈍くなるので若干の感覚のズレが生じることが予想されます。足関節捻挫は繰り返す!とよ く言われますが、これは恐らく靭帯が完全もしくは部分断裂している場合、テンション(引っぱり)が加わらないため靭帯内のセンサーから情報が伝わらない、
もしくは遅れるために自分ではココに足があったのに!!実はそこにはなかった…結果また捻挫・・・というパターンが考えられます。私達が行っているPNF やIFTというトレーニングは、こういったセンサーを刺激することで反応を高める!的な意味もあるのです。ですから、“感覚トレーニング”もしくは“神経 トレーニング”とも言えるかもしれません。略して“神トレ”!!流行らないかな…
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