膝が痛いとか腰が痛いとか医師に訴えると、まずレントゲンを撮ったりMRIを撮ったりしますね。明らかに骨折していたり、神経を圧迫していたりすれば痛みが出現していることを想像するのは難しくありません。
しかし、画像では明らかに異常を認めるにもかかわらず痛みがさほどでもない、逆に画像ではそれ程ひどくないにもかかわらずものすごく痛みを訴える…実は臨床的には珍しいことではありません。
なぜこのようなことが起こるのか…痛みにはもとの器質的なものだけでなく、情緒や環境、文化、経験、記憶などさまざまな要因が絡んでくることにより痛みを 軽減もしくは増悪させることがあります。例えば、ラグビーの試合中に怪我をして“魔法の水”(やかんの中身はただの水)をかけるとすぐプレーに復帰でき る、などはわかりやすいのではないでしょうか。
痛みはその人にしかわかりません。とういうことはその人の訴えは、大なり小なり痛いのは間違いありません(明らかにウソをついてる場合を除いて)。それを 正確に評価するのは非常に難しいことではあります。逆に言えば、画像ではあまり良くない状態でも、もしかしたら痛みを軽減させることができる可能性も否定
はできません(修復不可能なくらい関節が壊れていたり、バッキリ骨折している場合は不可能です…)。
最近はセカンドオピニオンも一般的に知られています。ひとりの先生だけでなく他の先生に診て頂くことで治療の選択肢が増えるかもしれませんので、時間が許されるならそちらをオススメします。
今日はとても外が寒いので古傷の膝が痛みます(>_<)そういえばここのところトレーニングサボってたなぁ…反省(-_-)
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