よく痛みがあるときに、“冷やした方がいいですか?温めた方がいいですか?”と聞かれます。例えば、足首の捻挫は急な外傷ですので炎症を起こしています。炎症反応が強いときは必ず冷やして下さい。逆に慢性的な腰痛など血液循環が悪くなっているようでしたら温めた方が良いと 考えます。
では、いつまで冷やしていつから温めたら良いのでしょうか?まず怪我をすると患部を損傷して炎症反応が起こります。赤く腫れ上がったり熱をもったり痛みが 強ければ間違いなく炎症を起こしています。一般的に怪我をしたとき(受傷)から72時間、つまり3日間までは急性の炎症期と言われています。まで…という
のは炎症の程度によりますので、軽い炎症であれば1日で治まるかもしれませんし、ひどければ3日はかかるかもしれません。
ここでポイントは、炎症を起こしたらできるだけ安静にする!ということです。炎症反応も治っていく過程で必要なものですが、安静にしていれば少しずつ治 まってくるはずです。可能であれば何かで固定して動かさないのが一番です。またアルコールは血液循環を良くするのでこの時期はよくありません。そして炎症
期を過ぎると治ろうとする細胞が集まってくる増殖期、壊れた組織を戻そうとする修復期へ移行していきます。
急性の炎症期の間はアイシングなどで20分くらい冷やす。できれば2時間くらい間隔を空けてまた20分冷やす、を繰り返す、と治りが良いと思われます。も ちろん寝ている間は冷やしっぱなしというわけにはいきません(凍傷を起こします!!)ので、冷湿布などを持っていればそれを使用してみて下さい。そして痛
みが和らいでくれば炎症が少しずつ治まってきていると考えられますので徐々に温めたり軽く動かしたりできます。それくらいから血液の循環を良くするとよい でしょう。
しつこいようですが、炎症を起こしてまずはできるだけ安静にする!これは足首の捻挫でもギックリ腰でも打撲でも同じです。これが守れるかどうかで治りは変わってきますので…。
先日サッカーの試合で軽い捻挫をしました。試合後たいして痛くもなかったので子供と格闘して、寝る前に缶ビールを1本!飲んだら翌朝痛みが…まずは自分の頭を冷やさなきゃ…でした。反省…
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